2009年9月9日水曜日

「早恋」規制、中国で

中国の教育事情に関する記事を紹介する。

“早すぎる恋愛”はダメ!高校の規則に「男子と女子は44cm以上離れよ」―中国

2009年9月5日、黒竜江省で今年8月末に「黒竜江省未成年者保護条例」が改訂されたが、未成年者(中国では18歳未満)の「早すぎる恋愛」に対し「父母や監督責任者は批判、教育、制止、矯正を行わなければならない」と定めた中国初の条例誕生に、中国国内ではさまざまな波紋が広がっている。教育専門サイト「中国教育在線」が伝えた。

「早すぎる恋愛(中国語で『早恋』)」は子供たちの学業成績の低下だけでなく生活の乱れや家出、同棲などの非行につながると考える有識者は多い。この条例を制定した黒竜江省人民代表大会常務委員の1人は「法的に『早すぎる恋愛』を禁止するだけでなく、子供たちに対する保護者や監督責任者の責任の大きさを強調するものだ」と説明している。

教育現場でも「早すぎる恋愛」に対しては否定的な立場をとっており、南京市のある高校では全校の女子生徒を集めて「男子との距離を44cm以上に保つよう」指導したという。男女が適切な距離で接することで「早すぎる恋愛」を予防することができるとの学校側の主張は多くの保護者の賛同を得ている。また、小学校の教科書から昔話の「牛郎織女(牽牛と織女)」が削除されたことや、男女別クラス編成の中学や高校が増えたことなども「早すぎる恋愛」予防策の一環とみられている。だが現場の教師たちは「実際に問題なのは恋愛よりも不純異性交遊」と指摘。法律や規則で禁止するよりも性教育やカウンセリングなどで生徒たちを指導することが大切としている。(翻訳・編集/本郷)

(Record China - 09月07日 20:53)

以上の記事、mixiニュースより引用
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=954044&media_id=31
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早すぎる恋愛
たしかに、早すぎると感じることは多いが・・・

規制のみに頼ることはよくない。
携帯電話の学校への持ち込み規制も同様である。
規制をしても、児童・生徒は大人の目につかないところで規制を破る可能性はある。
携帯電話の問題では、携帯電話を隠し持つことは可能である。
また、学校外におけることも考えねばならない。
学校以外の場所で規制を破るのは容易なことではないか。

44cmという規制を設けることで、「早恋」を本当に予防できるのか?
恋をしたいという気持ちは、子どもの成長段階において、とくに青年期・思春期において多くの子どもがもつものである。
それを規制することが良い方向に向かうとは、必ずしも言い切れないところが多いのではないか。
中国の現場教師が話すように、規制よりも指導(教育)が必要であろう。

2009年9月4日金曜日

つくば、学力テスト結果公表

私の地元の話題を見つけたので取り上げる。

やっぱりつくばの子供は優秀 学力テスト結果を初公表 茨城

 茨城県つくば市は3日、今年4月に実施した「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」の市内公立小中学校の平均正答率を公表した。全国学力テストの結果を公表するのは県内の市町村で初めて。それによると、対象の小学6年、中学3年ともすべての教科で県平均、全国平均を大幅に上回ったことが分かった。

 同市は、結果を分析して今後の授業に役立てることや市民に教育活動への関心を高めてもらうことを目的に、今年初めて具体的な数字を公表した。

 小学校6年の国語の正答率は、基礎知識を問う国語Aが73・4%、知識の活用を試す国語Bは56・7%。算数はAが80・7%、Bが59・4%。いずれも県平均より3・6~6・0ポイント、全国平均より2・0ポイント~6・2ポイント高かった。

 中学3年の国語は、Aが81・4%、Bが80・9%。数学はAが69・4%、Bが65・2%。いずれも県平均より3・8ポイント~8・6ポイント、全国平均を4・4ポイント~8・3ポイント上回った。

 県の総合順位は小学校が全国で32位、中学校が同30位と低迷しているが、つくば市の平均正答率は、小学校が全国3位、中学校が同2位に相当するという。

 学校別の平均正答率は公表されていないが、市内の中学教諭は「学園都市中心部の小中学校では、これを大幅に上回る学校もあり、市内でも大きな幅がある」と指摘する。

 市教委では「平均正答率が高い学校は特別な授業をしているわけではなく、地道な取り組みや基本的生活指導の積み重ねが重要」としている。

最終更新:9月4日7時56分

以上の記事、Yahoo!ニュースより引用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090904-00000014-san-l08
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“やっぱり”と付くのはなぜだろうか?
私の地元・つくばで、全国学力テストの成績が公表されたようだ。
私も、小学校・中学校はつくばで育った身である。
その当時のことは知らないが、全国でも優秀と評価されたことは、つくば住民として嬉しい。
ただ、学力テストの成績だけで優秀か否かを評価することはできない。
そもそも学力だけが判断基準ではないからである。
何をもって「優秀」とするのか?

いろいろ考えればきりはないが、一定の判断材料にはなるだろう。
児童・生徒は勉強を、教師は指導を!
児童・生徒と教師の相互コミュニケーションがより充実していくことを期待する。

2009年9月3日木曜日

教諭が学級連絡網紛失

今日は教諭の事件に関する記事である。

ひったくり被害で教諭が学級連絡網紛失/横須賀

 横須賀市教育委員会は2日、同市立中学校の20代の女性教諭がひったくりの被害に遭い、個人情報が記載された学級連絡網の用紙を紛失した、と発表した。

 同市教委によると、同日午前7時ごろ、女性教諭が出勤のため同市内の最寄り駅に歩いて向かう途中、後ろから来たオートバイの運転者に持っていたショルダーバッグをひったくられた。バッグには担任する学級の生徒33人の氏名、電話番号などが記載された学級連絡網の用紙が入っていた。

 市教委は保護者に対して文書で謝罪した。

最終更新:9月2日23時0分

以上の記事、Yahoo!ニュースより引用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090902-00000019-kana-l14
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ひったくりでの紛失はやむを得ない。
個人情報の管理方法には問題がある。

2005年に個人情報保護法が施行されて依頼、個人情報の入手・保管などにいっそう気を遣うようになった。
学校もその一つである。
学校には、児童・生徒の様々な情報が集まる。
今回ひったくりで盗まれた電話番号の情報をはじめとする住所の情報はもちろんのこと、進路情報、成績情報など、特に知られたくない情報も多く存在する。
これらの管理は徹底されねばならない。
ただ、個人情報保護法に厳格になりすぎて、連絡網などを作らなかったり、卒業アルバムに住所などの情報を掲載しないといった例もある。
個人情報をどの程度まで公開するか、どこからが隠すべき個人情報なのか・・・その境界は簡単に決められるものではないだろう。

ところで、今回の事件は紙媒体で個人情報が盗まれたが、これがもし電子媒体であったら・・・
電子媒体(CD-ROMやUSBメモリーなど)は一般的に多くのデータを保存することができるため、複数の種類の情報が蓄積されていると考えることもできる。
担当するすべての児童・生徒の、すべての情報が一つにまとめて保存されている媒体が盗まれたとしたら・・・
考えるだけで恐ろしい。
情報技術が発展して便利になれば、リスクも高まる。

2009年9月2日水曜日

「Windows 7」企業向け販売

今日はこんな記事を紹介する。

「ウィンドウズ7」企業向け販売開始

 米マイクロソフトは1日、パソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7」の企業向け販売を日米などで始めた。

 一般向けは10月22日に発売され、パソコン各社は年末商戦の起爆剤として期待している。

 ウィンドウズ7は現行ビスタの後継OSで約3年ぶりの新製品だ。情報の処理速度を上げ、標準的なパソコンで起動時間はビスタより2割ほど短い30秒程度で済むという。

 利用中のソフトが一目で分かる機能など使いやすさを高め、消費電力も少ない。アステラス製薬やヤマト運輸など国内163社が導入を決めている。

(2009年9月2日 読売新聞)

以上の記事、YOMIURI ONLINEより引用
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20090902-OYT8T00366.htm
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近々一般向けにも販売される「Windows 7」
先行して今日、企業向けに販売が始まった。
前作の「Windows Vista」の後継版OSと位置づけられるこのOSは果たして成功するのか?
Vistaよりは評判が良いようである。

それにしても、Vistaがあそこまで流行らなかったのは驚きだ。
ネットブックに搭載されるパソコンはほとんどがVistaの前作「Windows XP」
未だに、「Windows XP」は企業でも支持を得ている。
「Windows 7」導入を決定している企業も多々あるようだ。
今作「Windows 7」はVistaよりはユーザが増えるのではないだろうか。

企業・一般はもちろん、学校にもパソコンはある。
学校はどのOSを採用しているのだろうか?
美術系の学校であれば、Apple社の「Mac OS」を採用している学校も多い。
一般の公立・私立学校ではどうだろうか。
(いま手元にデータがないため、調べてみようと思う)
私の通う大学では、今年度(2009年度)から「Windows Vista」搭載パソコンを導入した。
「Windows 7」発売後、学校のパソコン環境にどれだけ影響を与えるか、楽しみである。

2009年9月1日火曜日

新型インフルエンザの教育への影響

今日9月1日は、ほとんどの学校で夏休み明けの始業式が行われたことだろう。
その日、こんな記事を見つけた。

新型インフル心配、始業式はTVや校庭で

新学期スタートの1日、集団感染を防ごうと始業式を教室でのテレビ放送に切り替えたり、体育館ではなく屋外で「青空始業式」にしたりする学校が相次いだ。

 さいたま市浦和区の市立高砂小学校(木村栄二校長)。1日午前8時半、各教室に設置されたテレビ画面に木村校長の笑顔が浮かび上がると、着席していた児童が軽くどよめいた。木村校長は、「おはようございます。本当なら直接、みんなの顔を見たかったけれども、この放送室にも元気な声が聞こえて来ました」と語りかけた。6年3組の井上雄介君(12)は、「ほかのクラスの子と会えないし、いつもと違う」と苦笑いしていた。

 東京では8月31日現在で公立の小中高校36校が休校や学級閉鎖に。1年生の4学級中の二つを閉じた中高一貫校の都立小石川中等教育学校(文京区)でも1日は各教室に生徒を着席させ、始業式を放送で行った。堺市の市立三宝(さんぼう)小学校(生田恒雄校長)では、感染予防のため、普段は体育館で行う始業式をグラウンドで実施した。

 文部科学省によると、31日現在で確認された臨時休校は、10都道県の27の幼小中高校など。

(2009年9月1日12時29分 読売新聞)

以上の記事、YOMIURI ONLINEより引用
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090901-OYT1T00505.htm
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この夏、新型インフルエンザが一気に日本国内に広まった。
メディアで新型インフル感染患者が日々増加し、新型インフルによる死亡者もどんどん出ている。
新型インフルへの感染者を増加させないようにと、各学校で始業式の方法に工夫を施している。
休校や学級・学年閉鎖などの措置がとられれば、当然のことながら授業を進行することはできない。授業の主体は子どもたちであるからである。
できなかった授業の時間を確保するためには・・・この先考えねばならないことだろう。
文部科学省が定める授業時数に全国の学校で大きな差が出てしまえば、それは問題である。
新型インフルがいつまで流行を続けるのかは未知である。
新型インフルに感染しながら学校に登校させれば感染者は増えるだけである。インフルを軽視して措置を解除するわけにもいかない。
対策案が必要である。