2009年4月18日土曜日

女子中学生6人学校のガラス割り

女子中学生6人が深夜のガラス割り、学校の窓50枚…大阪

 18日午前0時10分頃、大阪府寝屋川市高宮新町の同市立第一中で、近くの住民から「中学校からガラスの割れる音がする」と110番があった。

 寝屋川署員が駆けつけたところ、教室などの窓ガラス約50枚が割られていた。

 署員が近くの路上にいた女子中学生6人(いずれも13歳)から事情を聞いたところ、ガラスを割ったことを認めたため、器物損壊の非行事実で補導した。

(2009年4月18日12時10分 読売新聞)

以上の記事、YOMIURI ONLINEより引用
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090418-OYT1T00372.htm?from=main5
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この女子中学生たちのガラス割りの目的は何だったのか。
目立ちたかったか・・・
ストレス発散か・・・
学校に恨みがあったか・・・
ある特定の先生に恨みがあったか・・・
考えられることは山ほどある。

本当の目的を知るのは彼女たちだけである。
どんなことであろうと、人間は他の人の心の中まで正確に見ることはできない。
他の人の気持ちを正確に読み取ることなどできない。
心・気持ちを読み取ることはできないにせよ、
良い人間関係を築き「信頼」のもとに心・気持ちの安定を保つことは可能かもしれない。
良い人間関係の築き方を教師が会得し、伝えるべきかもしれない。
教師がすべきことは、教科教育のみではないのだ。

2009年4月16日木曜日

自己紹介サイト「プロフ」による事件

「プロフ」に悪口、腹を立て3時間暴行…中3女子2人逮捕

 携帯電話の自己紹介サイト「プロフ」に悪口などを書き込まれたことに腹を立て、高松市内に住む私立高校1年の女子生徒(15)を暴行して重傷を負わせたとして、高松南署は15日、市立中学3年の女子生徒2人(いずれも14歳)を傷害の疑いで逮捕した。2人とも容疑を認めている。

 発表によると、2人は3月26日午後7時5分頃から約3時間にわたり、女子高校生を呼び出した市内のレンタルビデオ店や近くのスーパー駐車場などで、殴ったり、けったりしたほか、たばこの火を14回にわたって押しつけるなどし、重傷を負わせた疑い。

 3人は顔見知りで、1月19日頃、市内のレンタルビデオ店で、女子高校生が2人に肩をたたかれるトラブルがあり、女子高校生がプロフの日記で2人のことを書き込んでいたらしい。

(2009年4月16日15時34分 読売新聞)

以上の記事、YOMIURI ONLINEより引用
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090416-OYT1T00662.htm
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携帯電話による自己紹介サイト「プロフ」はあまりにも有名である。
私は「プロフ」を知っているが、そこに登録・自己紹介記入はしたことがない。
ただ、私の友達は何人も「プロフ」に登録しているのを知っている。
そこには、ニックネーム、性別、住所、趣味・・・などなど
個人を特定できる情報が多く書き込まれていることが多い。
なかには、自分のプリクラなどの写真を掲載している人もいる。
個人情報が筒抜けになっているのだ。

このことから、今回のように悪口を書いてしまえば
書いた人物は特定され、事件が起こるきっかけにもなる。
教育的立場としては、自己紹介サイトを利用するにあたって
どのようなことに気をつけなければならないのかを指導する必要性がある。

まず、不特定多数の人物に見られているということを自覚せねばならない。
インターネットは世界に広がる通信網である。
何気なく書いた個人情報が、海を渡って世界の国々の人々に知れ渡ってしまうこともある。
そして、その情報を撤回することが困難であるということも認識すべきだろう。
一度、誰かに知れた個人情報は、その人を媒介として新たな人に知れ渡る可能性がある。
インターネット上における電子情報の転送は容易だから、
メールなどを通して不特定多数の人物に転送されることもある。
ここまでに、あまり多くの時間は要さない。
電子情報は相手に瞬時に情報を伝えることができる。
このことが、一度流出してしまった情報を撤回することをより難しくさせている。

インターネット上に自分と特定できるような情報を書き込む際には、
十分注意する必要があるだろう。

2009年4月14日火曜日

大学講義から学ぶ no.00

大学の科目のひとつに「情報社会と教育」がある。
半期開講制のこの科目は、
前期を「情報社会と教育A」
後期を「情報社会と教育B」
としている。

情報社会と教育A 第1回目の講義が今日行われた、
今日はガイダンスのため、内容に入ることはなかったが、
今後、この講義を通して、
「教育」という人間とは切り離すことのできないものは、社会と深く関わっていること、
とりわけ現代における情報社会は教育にどんな影響を及ぼすのかを学んでいくことになるだろう。

ひとつ例を挙げれば、
情報社会になって、携帯電話は急速に普及し、小学生や中学生までもが持つようになった。
子どもたちが学校に携帯電話を持っていくことに関しても
「教育」の問題として考えなくてはならないことである。

情報社会はここ数年で急速に普及してきた。
現に、今も時々刻々として変化している。
こうした情報社会の特性上、考えるべきことは常に変化しているのである。

毎週火曜日、週1回の更新予定である。

2009年4月13日月曜日

教諭・教委職員盗撮で逮捕

小学教諭がサンダルに隠しカメラ、スカート内盗撮で逮捕

 書店で女性のスカート内を盗撮したとして、岡山中央署は11日、岡山市東区南古都、倉敷市立小学校教諭、藤原淳容疑者(28)を県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕した。

 発表によると、藤原容疑者は11日午後2時15分頃、岡山市中区の書店で本を選んでいた会社員の女性(29)の背後に近づき、サンダルの先に隠していたペン型ビデオカメラ(長さ10センチ)でスカート内を撮影した疑い。

 女性と一緒に来店していた家族が不審な行動に気づき、店長に通報した。藤原容疑者は容疑を認めているという。

(2009年4月12日18時17分 読売新聞)


女性のスカート内盗撮容疑、別府市教委職員を逮捕

 福岡県警中央署は12日、女性のスカート内を盗撮したとして、大分県別府市石垣西4、同市教委教育総務課主査補・工藤圭介容疑者(42)を県迷惑防止条例違反容疑で現行犯逮捕した。

 発表によると、工藤容疑者は12日午後2時55分頃、福岡市中央区天神2の商業ビル3階の雑貨店内で、同区内の団体職員女性(38)のスカート内をデジタルカメラで撮影した疑い。容疑を認めているという。

 別府市教委によると、工藤容疑者は1998年4月、別府市に採用された。

(2009年4月13日14時41分 読売新聞)

以上2記事、YOMIURI ONLINEより引用
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090412-OYT1T00523.htm?from=nwla
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090413-OYT1T00412.htm?from=nwla
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後を絶たない教育関係者の不祥事。
今回はいずれも学校外での不祥事である。
たとえ、学校の外部での不祥事であったとしても、
こうして一人の人物が「教師」「教委職員」として報道されるということは、
教育に携わる者として、絶対にあってはならないからだ。
このような不祥事を起こすような人間に、指導をしてほしくないと思うのが当然である。
学校ではきちんとした態度をしていても、一度でも学校外で不祥事を起こしてしまえば、
学校内において、もはや信頼できない。
教育関係者の不祥事がなくなることを祈る。

2009年4月12日日曜日

成績データ消去・・・USBメモリーの脅威

テスト結果うっかり消去、考慮せず成績評価…横浜の中学校

 横浜市教育委員会は11日、市立橘中(同市保土ヶ谷区)の家庭科の女性教諭が、昨年度前期末のテスト結果のデータを誤って消去し、当時の校長の指示でテスト結果を考慮せずに成績評価を行っていたと発表した。

 発表によると、教諭は昨年9月24日、パソコンで前期末テストの成績を処理した際、当時1、2年の全生徒計490人分の成績が記録されたUSBメモリーを誤って初期化し、データを消去した。翌日、校長に報告したところ、校長は家庭科の特性から実技などで適切な成績評価ができると判断し、テスト結果を考慮せずに成績評価を行うよう指示したという。3月31日に、同委員会に匿名の文書があり、事態が発覚した。

 同中では、新任の吉田英則校長が9日と11日、生徒と保護者に事情を説明し、謝罪。答案の回収や生徒への聞き取り調査をして点数を確認し、改めて成績評価を行う。

(2009年4月12日07時16分 読売新聞)

以上の記事、YOMIURI ONLINEより引用
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090412-OYT1T00004.htm?from=main3
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情報化の進展によって、今ではパソコンによる成績管理は当たり前。
教師はUSBメモリーに教材や成績データ等を保存するのは当たり前。
大学生のレポートでさえパソコンで作成し、
作成したファイル、あるいはそれを印刷したものを提出するのが当たり前。
これほどまでに当たり前のはなぜか。
「便利」だからだろう。
パソコンでのデータ編集は、書くのも消すのも簡単である。
データの誤りも少なくなる。
手書きの場合、編集が困難である。
人間はコンピュータほど正確でないのも事実であるから、ミスも多い。

ここで注目してみよう。
パソコンでのデータ編集、書くのも“消す”のも簡単なのである。
マウスでクリックすれば、データが一瞬にして消去される。
基本的には消されたデータは復旧しない。

誤って消してしまったときのために、
ハードもしくは別の媒体にバックアップしておくことや
USBメモリーに保護機能があれば適用するなど、対策が必要である。

コンピュータが常時ネットワークに接続されている今日、
情報流出にも注意したい。
ネットワーク経由でパソコンに侵入してきたウイルスが
USBメモリーに保存されている情報を盗むこともある。
厳重なセキュリティ対策が必要である。

2009年4月9日木曜日

脱ゆとり化に伴う子どもたち・教師の時間

脱ゆとり教育 消化不良にさせないために(4月9日付・読売社説)

 約40年ぶりに学校で教える内容が増える。詰め込み教育に戻って子どもを勉強嫌いにさせないよう、学校や教員の力量が問われることになる。

 学習内容を増やした小中学校の新学習指導要領が、理科と算数・数学について今年度から先行実施された。授業時間も増える。

 全面実施は小学校が2011年度、中学校が12年度だが、国際学力テストなどで理数の学力低下が目立つため、繰り上げられた。小学5、6年生の英語も必修となるのは11年度からだが、今年度から取り組むところが多い。

 理数は文部科学省が教科書会社に委託して補助教材を用意し、小学校英語は同省が自ら教材と教員用の指導資料を作成した。

 教材は、身につけた知識を使って考え、表現する力などを養うため、記述する欄が多い。どう生かすかは教員の腕次第だ。独自のエピソードを交えたり、子ども自身に考えさせる時間を十分与えたりするなど工夫してほしい。

 教員が互いに授業を見て批評し合い、わかりやすい授業に改善していくことも重要だ。保護者や地域住民が気軽に参観しやすい雰囲気づくりも大切だろう。校長が指導力を発揮し、学校一丸となって取り組まねばならない。

 文科省や各教育委員会には、一層の環境整備が求められる。

 科学技術振興機構の昨年度調査によると、理科の観察や実験で障害になっているのは、「準備や片付けの時間不足」「設備備品の不足」と回答した教員が多い。

 事実、観察・実験を補助する理科支援員が配置されている小学校は約2割だ。教材費を自費で負担した教員は、小学校で5割前後、中学校では4人に3人に上る。

 小学校英語には、学校現場の不安が強い。旺文社が昨年実施した調査では、英語必修化に不安を抱く小学校は約5割で、教委の約2割に比べてかなり高かった。

 国の教員研修センターと各教委は、07年度から教委の指導主事らに、昨年度からは各小学校の中核となる教員に対し、研修を実施している。研修の効果を見極めながら進めることが大事だ。

 教材や指導資料を使うかどうかは、各小学校に任されている。

 指導資料の内容は盛り沢山(だくさん)だ。児童のレベルに応じ、英語に興味を持たせる授業でなければ、慣れ親しませるどころか、中学校入学前に英語嫌いを生みかねない。

 指導資料の使い方を研修などで周知すべきだ。小中学校の緊密な連携も欠かせまい。

(2009年4月9日01時40分 読売新聞)

以上の記事、YOMIURI ONLINEより引用
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20090408-OYT1T01333.htm
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「脱ゆとり」によって学習内容が増えれば、当然授業時間も増える。
そうなると、放課後の子どもたちの時間が奪われる。
子どもたちは、塾に通ったり、習い事をしたりで、ただでさえ遊ぶ時間がなくなっているのが現状である。
今後、さらに学校での授業時間が増えれば、子どもたちから自由な時間を奪ってしまうことにならないか。
自由な時間を奪われた子どもたちは、疲労によって、学校の授業に集中できなくなるかもしれない。
“遊ぶ”ことも必要だと思う、と言いたい。
行く行くは受験という壁を乗り越えなければならなくても、
今は遊ぶことによっても学ぶことがあるのではないか。
子どもと子どもが学校の教室という場以外で接することも、
コミュニケーション力や判断力を鍛えるために必要なことではないかと思う。

時間を奪われているのは、子どもたちだけではない。
現場の教師も時間を奪われることになる。
授業をいかに展開していくか、教師に予習は欠かせない。
授業内容が増えれば、そして難しい内容が増えれば、いかに楽しく、分かりやすく教えるかも考えなくてはならない。
これらのことによって、教師が子どもたちと接する時間が少なくなることは間違いない。
教師は人間である。
教師も当然家庭を持つだろう。
家でくつろぐ時間、教師が父母として自らの子どもと接する時間も減るだろう。

時間はお金では買えない。
その時、その時は、一瞬でしかない。
一瞬の貴重な時間を奪われることが、あって良いのか。

2009年4月2日木曜日

中学教諭、女子生徒を盗撮

「ストレスたまって」女子生徒の着替え盗撮、中学教諭逮捕
3月31日23時38分配信 読売新聞

 神奈川県警緑署は31日、横浜市旭区四季美台、同市立中山中学校教諭芝浩二容疑者(32)を県迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕した。
 同署と横浜市教委の発表によると、芝容疑者は3月28日朝から午後にかけて、学校敷地内で、顧問を務めるバスケットボール部の女子部員6人が着替えている様子をビデオカメラで撮影した疑い。女子部員は春休み中、体育館と教室をつなぐ廊下で着替えており、芝容疑者は部活が始まる前、教室にビデオカメラを取り付け撮影していたという。

 教室に忘れ物を取りに来た生徒と付き添いの教諭がビデオカメラを見つけ、発覚した。

 調べに対し、芝容疑者は「小中学生の女の子に興味があった。1日付で別の中学への異動が決まっており、ストレスがたまっていた」と供述しているという。

 芝容疑者は6年前に同校に配属され、理科を教えていた。



<生徒盗撮>容疑で32歳中学教諭逮捕 横浜
3月31日23時30分配信 毎日新聞

 勤務する中学校の女子生徒の着替え姿を盗撮したとして、神奈川県警緑署などは31日、横浜市旭区四季美台、市立中教諭、芝浩二容疑者(32)を県迷惑防止条例違反(盗撮)容疑で逮捕した。県警によると「若い女の子に興味があった」などと容疑を認めている。

 容疑は3月28日午前8時前から約6時間、同校体育館入り口前階段で着替えていた女子バスケットボール部員1~2年生6人(13~14歳)の下着姿をデジタルビデオカメラで盗撮したとされる。

 県警によると、体育館前は外部から死角になっており、練習で登校した部員約20人が着替えていたという。芝容疑者は同部顧問。約20メートル離れた教室の床付近に置かれていたビデオに同僚の女性教諭(27)が気付き、芝容疑者を問いただすと盗撮を認めたため、校長に報告した。【吉住遊】

以上2記事、Yahoo!ニュースより引用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090331-00001173-yom-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090331-00000152-mai-soci
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教師の不祥事が連日絶えない。
ストレスがたまっているからって、こんなことをして良いのか!!?
別に教師だけが不祥事を起こしているわけではないのであるが・・・
目立ってしまうのだ。
人を教える立場にいる人がこういう不祥事を起こすことは許されない。
もちろん真面目に仕事をしている教師はいる。
むしろ、そのほうが当たり前。
新聞やインターネットのニュースなどのメディアで取り上げられると、
大衆は一般的なものだと思いこむ。
(それは、教師の不祥事に限ったことではないけれど・・・。)
しかし、教師がそのように思われている以上、自覚すべきである。

2009年4月1日水曜日

教員免許更新制の導入

本日(2009年4月1日)から、教員免許更新制が導入された。

文部科学省(http://www.mext.go.jp/)が既に発表している概要を以下にまとめてみる。
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○目的
 最新の知識技能を身に付ける。
 ※不適格教員の排除を目的としたものではない。
○基本的な制度設計
 大学などが開設する30時間の免許状更新講習を受講・修了した後、免許管理者に申請する。
○更新講習の受講対象者
 (1)現職教員
 (2)教員採用内定者
 (3)臨時任用(または非常勤)教員リストに登載されている者
 (4)過去に教員として勤務した経験のある者
○免除対象者
 (1)優秀教員表彰者
 (2)教員を指導する立場にある者
○免許状更新講習について
 (1)開設できるもの
     大学、指定教員養成機関、都道府県・指定都市等教育委員会
 (2)実施形態
     長期休業期間中や土日での開講を基本とする。
     通信・インターネットや放送による形態なども認める。
 (3)講師
     大学の教授・准教授・講師
     教育委員会の指導主事
 (4)内容
     ①教育の最新事情に関する事項(12時間以上)
     ②教科指導、生徒指導その他教育の充実に関する事項(18時間以上)

(参考・抜粋:http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/001/001.pdf
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教員免許更新制の導入にあたっては、賛否がある。
教員の時間に余裕がないことが一番の争点であろう。
ただでさえ忙しくなっている現場の教員たちは、さらに時間を奪われることになる。
人権や自由を奪われるという問題にもなりかねない。
何故、教員だけが更新制を導入されるのか。
医師や弁護士等の他の専門職には当てはまらないことなのだろうか。
疑問は尽きない。