2009年4月12日日曜日

成績データ消去・・・USBメモリーの脅威

テスト結果うっかり消去、考慮せず成績評価…横浜の中学校

 横浜市教育委員会は11日、市立橘中(同市保土ヶ谷区)の家庭科の女性教諭が、昨年度前期末のテスト結果のデータを誤って消去し、当時の校長の指示でテスト結果を考慮せずに成績評価を行っていたと発表した。

 発表によると、教諭は昨年9月24日、パソコンで前期末テストの成績を処理した際、当時1、2年の全生徒計490人分の成績が記録されたUSBメモリーを誤って初期化し、データを消去した。翌日、校長に報告したところ、校長は家庭科の特性から実技などで適切な成績評価ができると判断し、テスト結果を考慮せずに成績評価を行うよう指示したという。3月31日に、同委員会に匿名の文書があり、事態が発覚した。

 同中では、新任の吉田英則校長が9日と11日、生徒と保護者に事情を説明し、謝罪。答案の回収や生徒への聞き取り調査をして点数を確認し、改めて成績評価を行う。

(2009年4月12日07時16分 読売新聞)

以上の記事、YOMIURI ONLINEより引用
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090412-OYT1T00004.htm?from=main3
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情報化の進展によって、今ではパソコンによる成績管理は当たり前。
教師はUSBメモリーに教材や成績データ等を保存するのは当たり前。
大学生のレポートでさえパソコンで作成し、
作成したファイル、あるいはそれを印刷したものを提出するのが当たり前。
これほどまでに当たり前のはなぜか。
「便利」だからだろう。
パソコンでのデータ編集は、書くのも消すのも簡単である。
データの誤りも少なくなる。
手書きの場合、編集が困難である。
人間はコンピュータほど正確でないのも事実であるから、ミスも多い。

ここで注目してみよう。
パソコンでのデータ編集、書くのも“消す”のも簡単なのである。
マウスでクリックすれば、データが一瞬にして消去される。
基本的には消されたデータは復旧しない。

誤って消してしまったときのために、
ハードもしくは別の媒体にバックアップしておくことや
USBメモリーに保護機能があれば適用するなど、対策が必要である。

コンピュータが常時ネットワークに接続されている今日、
情報流出にも注意したい。
ネットワーク経由でパソコンに侵入してきたウイルスが
USBメモリーに保存されている情報を盗むこともある。
厳重なセキュリティ対策が必要である。

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